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[限定版]中川小十郎 修身立命の人生

著 者
山崎 有恒
[立命館大学 文学部 教授]
体 裁
四六判 126頁 並製本
発行日
2022年5月19日
※頒価
1,000円(本体909円+税10%)
※限定版のため書店等での販売は行っていません。
 ご注文は小社まで直接お願いいたします。
ISBN
978-4-903762-30-2 C0023

幕末に産声を上げた中川小十郎は、文部省官僚、実業家、植民地官僚、政治家、教育者など多彩な活動を繰り広げた。西園寺公望とともに京都帝大、立命館を創立。中等教育、女子教育の充実にも邁進し、京大事件では末川博ら気鋭の学者を立命館に受け入れて学問の場を保障した。日本の教育を変えた男の物語。

著者のYoutube「ゆうこうちゃんねる(→こちら)」

著者

山崎 有恒(やまざき ゆうこう)
(立命館大学文学部教授)専門は日本近代政治史。
「公議」「治水」「競馬」という3つのキーワードにより日本政治の実態に迫る研究をしている。
「近代化」「西欧化」を経て、現代の日本社会が完成していった過程を多角的にとらえることが最終目標。
近年、YouTube「ゆうこうちゃんねる」で様々な歴史にまつわる動画を公開するなど多角的に活躍中。

 1964年 東京都生まれ
 1988年 東京大学(中川小十郎の母校)文学部日本史学科卒
 1994年 東京大学人文科学研究科日本史学博士課程修了
 1995年 立命館大学文学部専任講師
[著書・論文]
 『講座明治維新 第三巻』(共著)
 『日本立憲政治の形成と変質』(共著)
 『都市と娯楽』(共著)
 『植民地帝国日本の法的展開』(共著)など

目次

はじめに
 京都と高等教育
第1章 青雲の志を抱いて ─ 少年・青春時代
 一 幕末維新期の中川家と小十郎
 二 養子縁組の経緯
 三 少年時代の小十郎
 四 東京遊学の始まり
 五 小十郎と漱石
 六 小十郎の女子教育論
第2章 「二つの資源」を追う ─ 文部官僚時代
 一 「二つの資源」
 二 小十郎「中等社会」論の原点
 三 京都帝国大学から京都法政学校へ
 四 女子教育の扉を開く ─ 日本女子大学校の開校
第3章 アジアを翔る ─ 実業家・植民地官僚時代
 一 廣岡家の番頭となる
 二 樺太開拓への道
 三 南洋経営のハブを目指して ─ 台湾の日々
 四 政党勢力の対立の中で
第4章 教育者として ─ 教育理念と戦前の立命館
 一 台湾より帰国後の小十郎と政界
 二 小十郎の考える私学の使命
 三 独特のガーデニング理論
 四 夏休みなどいらん
 五 卒業生たち
 おわりに

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