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ロシア社会論集

著 者
澤田 軍治郎
体 裁
A5判 296頁 並製本
発行日
2005年5月1日
定 価
3,960円(本体3,600円+税10%)
ISBN
4-9900882-5-5 C1030

1974年に初めて旧ソ連の大地を踏んでから、留学も含めて計9回、滞在日数累計548日の筆者が、ロシア社会における「社会階層」「家族」「教育」などを、豊富な資料を用いて分析。
対象とする時代は、19世紀から21世紀の今日までと幅広い。統計を通して、ロシア社会のさまざまな面に光をあてる一冊。

著者は、1940年生まれ。大阪外国語大学卒業の後、京都大学大学院修士課程修了。専門は、ロシア社会学。

著者

澤田 軍治郎(さわだ ぐんじろう)
1940年生まれ。大阪外国語大学卒業の後、京都大学大学院修士課程修了。専門は、ロシア社会学。

目次

 目  次

まえがき / 凡 例

第1章 19世紀ロシア社会思想の一考察──ツルゲーネフへの社会思想史的アプローチ──
Ⅰ.はじめに / Ⅱ.ツルゲーネフ文学の特質とその思想的立場 / Ⅲ.ロシアの農奴制と『猟人日記』 / Ⅳ.30~40年代のロシアインテリゲンツィヤと『ルーヂン』/ Ⅴ.60年代のロシアインテリゲンツィヤと『父と子』/ Ⅵ.ナロードニキ運動と『処女地』/ Ⅶ.おわりに

第2章 ソヴェト家族──その歴史と構造と機能──
Ⅰ.はじめに / Ⅱ.マルクス主義的家族理論 / Ⅲ.ソヴェト家族の規定要因 / Ⅳ.ソヴェト家族の構成 / Ⅴ.ソヴェト家族の機能 / Ⅵ.おわりに

第3章 ソヴェト・インテリゲンツィヤ
Ⅰ.ロシア・インテリゲンツィヤとソヴェト・インテリゲンツィヤ / Ⅱ.社会階層としてのソヴェト・インテリゲンツィヤ / Ⅲ.指導階層としてのソヴェト・インテリゲンツィヤ / Ⅳ.体制批判者としてのインテリゲンツィヤ / Ⅴ.おわりに

第4章 ソヴェト社会におけるインテリゲンツィヤ──1960年代の動向を中心として──
Ⅰ.社会主義体制とインテリゲンツィヤ / Ⅱ.ソヴェトインテリゲンツィヤとは何か / Ⅲ.1860年代におけるインテリゲンツィヤの動向

第5章 科学技術革命とソヴェト・インテリゲンツィヤ
Ⅰ.科学技術革命の社会的意義 / Ⅱ.科学技術革命とソヴェト社会の変動 / Ⅲ.科学技術革命とソヴェト・インテリゲンツィヤ / Ⅳ.むすび

第6章 社会階級としてのソヴェト農民──農民と労働者との格差解消をめぐって──
Ⅰ.ソ連邦農業の現状 / Ⅱ.ソヴェト農民の社会的性格 / Ⅲ.ソヴェト農業・農民研究モデルの検討

第7章 ソヴェト労働者階級の内部構造
Ⅰ.はじめに / Ⅱ.ソヴェトの社会的移動 / Ⅲ.階層分類の規準と階層構成 / Ⅳ.階級間並びに階層間の差異 / Ⅴ.おわりに

第8章 ソヴェト社会における階層と教育──1970年代の高等教育を中心に──
Ⅰ.はじめに / Ⅱ.ソヴェト社会の階級・階層・職業 / Ⅲ.ソ連邦の中等・高等教育 / Ⅳ.ソヴェト社会の学歴構成と職業構成 / Ⅴ.学歴形成の諸問題 / Ⅵ.結び

第9章 ソヴェト社会における社会階層の一考察──階層の経済的側面を中心として──
Ⅰ.はじめに / Ⅱ.賃金水準 / Ⅲ.支出構造 / Ⅳ.階層構造

第10章 マス・メディアによる情報伝達と国のイメージ──日本でのソ連・ロシア報道とソ連・ロシアでの日本報道──
Ⅰ.はじめに / Ⅱ.日本人とソ連人・ロシア人の相手国・国民にたいする意識 / Ⅲ.日本のマス・メディアに表れたソ連・ロシア / Ⅳ.ソ連・ロシアのマス・メディアに表れた日本 / Ⅴ.おわりに

第11章 ロシアにおける結婚と出産の統計的研究──1959年、1970年、1979年、1989年および2002年の国勢調査報告を分析する──
Ⅰ.はじめに/Ⅱ.分析対象/Ⅲ.結 婚/Ⅳ.出 産/Ⅴ.おわりに

付章 翻訳『アメリカ社会とソビエト社会』

付章 書評『現代ソヴェト社会論』

あとがきに代えて 私とロシア──旧ソ連とロシア滞在の日々──

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