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村上御集の歌遊び

著 者
角田 宏子
体 裁
A5判 318頁 並製本
発行日
2019年2月4日
定 価
3,520円(本体3,200円+税10%)
ISBN
978-4-903762-19-7 C0092
内 容
村上天皇の和歌集『村上御集』を、夭逝した述子(藤原実頼の娘)への哀惜より始まる文芸作品であることを詳述。『村上御集』本文の独自性を探り、そこから見えてくる文芸作品としての構成試案を提示した。全文書き下ろし。

著者

角田 宏子(すみだ ひろこ)

 関西学院大学大学院文学部日本文学科 博士課程後期課程修了
 博士(文学)
 日本文芸学会、和歌文学会会員

 著書(単著)
 『「小町集」の研究』和泉書院

目次

凡例
    「村上御集」の構成
    巻頭言
第一章 「村上御集」読解
    第一部 述子への思い(一歌~六歌)
    第二部 徽子との贈答(七歌~八一歌)
    第三部 后妃たちとの贈答(八二歌~一〇〇歌)
    第四部 増補部Ⅰ(一〇一歌~一〇九歌)
    第五部 増補部Ⅱ(一一〇歌~一三八歌)
第二章 解説
    1 作品「村上御集」
      作品の主題 / 登場人物と背景 /詞書に見る登場人物 / 歌数と歌序 / 構成の概観試案
2 作品対象に内在する問題 ─伝本と伝来─
はじめに / 孤本「代々御集」 / 生成に関わる書入 / 禁裏御本と「代々御集」 / 冷泉家と「代々御集」 / 平安時代の「村上御集」
3 先行先行研究と本著のまとめ
編纂方針の想定 / 后妃を取り上げる本体部分 / 徽子の歌の必要性 / 村上御集の歌遊び / 平安時代中期の私家集の一形態
脚注
本著引用書目一覧
あとがき
Summary
「村上御集」「斎宮女御集」歌番号対照表
初句索引、詞書索引、補注索引

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